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がんの診断とは?TMN分類

 日本のがん罹患者すうは、なんと150万人。人口1億2千万人からすると、単純計算では1.25%の方、つまり100人に一人以上ががんになっている計算です。

 そのうち、年間の死亡者数は36.4万人(2013年)で、1981年から本邦の死亡原因の第一位です。そして、死亡者数の約30%ががんです。

 がんの進行度・病期の診断は極めて重要です。とくに、口腔頭頸部には複数のがんの原発部位があります。

 がんの診断は、一般に①原発巣の評価、②リンパ節転移の評価、③遠隔転移の評価、によって行います。これを、TMN分類といいます。

 TNM分類は、悪性腫瘍の病期分類に用いられる指標の1つで、国際対がん連合(UICC)によって定められたものです。TとはTumor(腫瘍)、N(lymph nodes)、M(metastasis=転移)の頭文字です。

 各々の進行度は、
T0 腫瘍なし(固まりを作っていない)
T1~T4 がんの大きさ、浸潤の程度により、各臓器別に分類

N0 リンパ節転移なし
N1~N4 リンパ節転移の程度により、各臓器別に分類


M0 遠隔転移なし
M1 遠隔転移あり

 日本もがん取扱い規約においてもTNM記号を使った病期分類が定められており、広く用いられていますが、両者はそれぞれ異なった基準を持っています。


 以上を指標としてstage I~IVまでの4期に分けます。記述する際にはT2N1M0のように記述し、実際には各悪性腫瘍ごとに独自の分類を定めています。







 口腔頭頸部は、解剖学的に極めて複雑かつ高度に分化して生命の維持に必要な神経や臓器が多数あります。そのため、各原発巣は必ずしも一定の構造を示しているわけではありません。

 ですから、口腔頭頸部の原発巣の評価には、超音波、CT、MRIといった画像診断はもちろんのこと、臨床の診断も極めて重要です。


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