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肥満と腸内フローラの関係

肥満の原因は、腸内細菌にあった!?

 TBSで当クリニックが放送され、いま話題になっている『腸内フローラ』。女優さん達も、腸内フローラを改善して病気や体調が改善するだけでなく、精神も安定しました。

 まだ、見て居ない方は、こちらから。


 さて、その腸内フローラは肥満とも大きな関連があることがわかってきました。

 マウスを使った実験では、無菌状態で育てたマウスに肥満の人と痩せた人の腸内細菌を移植し、エサや運動量は全く同じ条件で育てました。

 ここで、驚きの結果がでます。

 痩せた人の菌を与えたマウスは特に変化がありませんでしたが、肥満の人の腸内細菌を与えたマウスはどんどん脂肪が増え、太ってしまったのです!

 そして、何度同じ実験を繰り返しても、肥満の人の腸内細菌をもらったマウスは太ったのです。

 では、なぜ肥満の人の腸内細菌を移植すると太るのでしょうか?いったいどんな細菌が関与しているのでしょう?あるいはどのような物質が関与しているのでしょうか?

 キーワードは、『バクテロイデス』と『短鎖脂肪酸』です。

 脂肪酸とは油脂を構成する成分の一部です。ちなみに、サラサラしたのが油、動物の脂身の様なものを脂といい、あわせて油脂といいます。この脂肪酸の構造は、炭素が鎖のように繋がった形をしています。そのうち炭素の数が6個以下のものを短鎖脂肪酸と呼び、酢酸、プロピオン酸、酪酸などが含まれます。

 この短鎖脂肪酸は腸内細菌が作ります。抗炎症作用やエネルギー源となるなど生物にとって重要な物です。もちろん、経口摂取することも可能ですが、腸内までそのままの形で移行することが困難であり、腸内に細菌によって作ってもらうことが重要なのです。

 バクテロイデスが生成するのは短鎖脂肪酸であり、これが肥満を防ぐのです!!

 肥満の人はバクテロイデスが少ないことがわかりました。つまり、マウスを使った実験では、このバクテロイデスが少ない腸内フローラの便を移植したことにより、マウスはどんどん太ってしまったのです。

肥満とは?太る原因を解明して肥満を治す
 肥満とはどんな状態かというと、生体の脂肪細胞が脂肪を取り込む事で起きます。つまり、脂肪細胞が血管の中を流れる血液中の脂肪を取り込み続け、どんどん巨大化することが原因なのです。

 バクテロイデスが産生した短鎖脂肪酸は腸から吸収され血液中に入ると、全身の血管を経由して、体の隅々まで運ばれていきます。

 そして短鎖脂肪酸は、脂肪細胞に働きかけて脂肪の取り込みを抑止します。つまり、余分な脂肪の蓄積を抑えることで肥満を防いでいるのです。

 さらに短鎖脂肪酸にはもう一つ別の役割があります。それは筋肉などに作用し脂肪を燃焼する作用があるのです。

 脂肪の蓄積の防止と、脂肪の燃焼。このふたつによって、肥満を防いでいたのは、実はバクテロイデスなのです。

画像
誠敬会クリニックのデータ。肥満の方はバクテロイデスが相対的に少ない

 つまり、『肥満のコントロール=腸内細菌の種類』であり、全身のエネルギーのコントロールはなんと腸内細菌が行っていたというわけです。

 ウエストのサイズは腸内に住む特定の細菌に左右される可能性がある、実はこんな研究もある位なのです。

 肥満で悩んでいるかたは、誠敬会クリニックで腸内フローラの検査をしてみませんか?
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