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魚を食べる人ほど、うつ病になりにくい!?

 イワシ、サバ、マグロなどの青魚の魚油、またにシソ油(エゴマ油)や亜麻仁油多く含まれている、オメガ3系脂肪酸はうつ病などの精神疾患に有効な可能性があります。

 オメガ3系脂肪酸は、精神疾患でも注目され始めています。第105回日本精神神経学会では、各種精神疾患とオメガ3系の関係を示す文献レビューを行った結果、気分障害や認知症、うつに対して有効性が示されたと紹介されました。

 また、魚の消費量が多い国ほどうつ病発生率が低く、最近の我が国はかつて魚の摂取量は非常に大きかったのですが、近年は魚消費量が低下傾向にあり、特に小児から学童期の落ち込んでいることが懸念されています。

 また、同学会では、オメガ3系脂肪酸使用の例として、統合失調症の予防的介入、または、国が推奨食品として児童や妊婦に与えている国や地域があることも紹介しました。

 日本では、学童期のうつ病患者に対してSSRIが使用できない事情もあることから、漢方薬やオメガ3系脂肪酸の投与も考慮してもよいのではないか。との見解も示されました。

 日本医科大学多摩永山病院の吉川栄省氏らは、横断研究を行って魚の摂取がうつ病に対するレジリエンスと関連している可能性があることを明らかにしました。

 私たちが摂取している脂肪には、体内で作ることができず食べ物から摂らなければならない必須脂肪酸があり、その代表的なものが、オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸です。

 オメガ6系脂肪酸は、一般的な植物油や動物の脂に含まれているので、私たち日本人は摂りすぎが心配なほどですが、オメガ3系脂肪酸は、食の欧米化や、魚の摂取量が減ったことなどから、摂取量は少なくなっています。

 これらオメガ6系脂肪酸は、精神疾患に有効なだけでなく、がんにも有効なことがわかっています。

 誠敬会クリニックでは、詳細な食事指導をしております。糖尿病、がん、精神疾患も「医食同源」であることを指導のなかからお示しし、患者さまと共に歩む治療をこころがけております。

(吉野敏明 筆)


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