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誠敬会クリニックでは、脳年齢の測定ができます。。先ず、性別と実年齢をいれて、内科の小島先生の指導の下、判断力、認識力、正確さと速さで脳年齢をみます。
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肉体年齢の一つの血管年齢も当診療所では測定できます。

体のアンチエイジング、脳のアンチエイジングのためにも、肉体や脳の年齢と実年齢を測定し、そのバランスをとることが大切です。

(吉野敏明 筆)

 現在、うつ病に対する様々な新しい、特に薬物を使わない治療が試みられ、成果も出ています。

 その一つに、TMS治療があります。
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 TMS治療(磁気刺激治療)とは「背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)」に磁気刺激を与え、神経細胞を通じて、さらに深部にある感情をつかさどる「扁桃体(へんとうたい)」に二次的な刺激を与えて脳の活動を回復させる治療です。

6月4日~6日に大阪市で開催された第111回日本精神神経学会学術総会において、日本精神神経学会ECT・rTMS等検討委員会が実施した「うつ病に対するrTMS治療の意識アンケート調査」の結果として、和歌山県立医科大学神経精神医学教室の髙橋隼先生が「6割の精神科専門医研修施設が、反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)を用いたうつ病治療について「臨床応用を目指した方がよい」と考えていることを詳らかにしました。

 TMSは、既に欧米では、抗うつ薬抵抗性のうつ病に対する治療法として実用化されています。

 誠敬会クリニックでは、連携治療機関として、新宿メンタルクリニックでのTMS治療を紹介を通じておこなっています。

 ご希望、ご相談は、ホームページのお問い合わせよりお気軽にどうぞ。

 現代の西洋医学、とくに保険治療はその制度上、殆どが対症療法であり、真の予防や原因除去療法が行えない環境です。

 ここで、保険治療では「療養に対する給付」という言葉が保険治療ではでてきます。療養に対する給付とは、病気やケガをしたときの治療を対象として行われます。つまり、日常生活に何ら支障がないのに受ける診療(美容整形など)に健康保険は使えません。妊娠も病気とはみなされないため、正常な状態での妊娠・出産は健康保険の適用から除外されています。また、健康保険の目的からはずれるような病気やケガをしたときは給付が制限されることがあります。

健康保険が使えないケースとは、
①美容を目的とする整形手術
②近視の手術など
③研究中の先進医療
④予防注射
⑤健康診断、人間ドック
⑥正常な妊娠・出産
⑦経済的理由による人工妊娠中絶

 つまり、自動車の保険とおなじで、アルミホイールを買い換えるのに自動車保険がきかない、リアスポイラーをつけたいのに保険がきかない、というのとおなじです。あくまで、事故でこわれたものを直すときに保険はつかうのとおなじで、
医療も、病気ならなければ保険は使えないのです。予防も検診も本当は保険はつかえません。

 ここで、包括治療という概念があります。

 包括治療とは、医療有資格者およびその周囲の多職種の専門家が、チームあるいはシステムとして、病気をもつ人と供に、心と体の双方の生活の質の改善を目指す医療です。これには、従来の医師と患者だけではなく、医療と介護と福祉、あるいはNPOなどの団体も含まれ、これを行う地域は、従来の区域(Area)ではなく、団体(Community)の概念です。

 つまり、保険治療では予防も検診もできませんし、そもそもが対症療法の概念で、原因除去療法までは保険の給付範囲ではないのです。

 従来、包括治療の概念は、主に癌治療や癲癇、あるいは治療困難な難疾患などで行われてきました。それは、いわゆる保険治療では全く歯が立たないからなのです。

 真の原因助教療法を行うためには、医師は当然の事、看護師、薬剤師、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、作業療法士、ケースワーカー、栄養士、心理カウンセラー、看護助手、医療事務などの全ての医療・介護・福祉の専門家らが包括医療を行うことによって、患者さまの心と体の健康と生命を高い次元で守る姿勢が大事です。

 ここで、包括治療に似た言葉を解説します。まず、包括支払い医療制度です。

 包括という文字ははいっていますが、これは保険治療でのの支払制度のことです。厚生労働省が将来導入を検討している医療費の定額払い制度DPC(Episode-of-care payment)のことで、1998年からの国立病院、2003年からの大学など特定機能病院で試行が始まりました。病名や重症度で最大支払額を決めておき、病院がその額以上の出費をしても保険から支払はらわれません。病院の経営感覚が進み、医療費全体の節約効果が大きい、といわれる、医療上の制度のことです。日本の試行は急性病の入院治療に限られ、手術などは枠外とし、大幅な収入減がないよう病院ごとの調整をしました。

 次に、総合診療です。

 現在のあまりにも専門化・細分化しすぎた医療の中で、全人的に人間を捉え、特定の臓器・疾患に限定せず多角的に診療を行う部門のこと、また外来初診の「症状」のみの患者に迅速かつ適切に「診断」をつける科でもあります。医療機関や大学によって総合診療科、総合診療部部といっているようです。
 英米では総合診療医(GP)の制度が普及しており、近年の高齢化社会の進行によって、その存在意義が大きくなっていますが、厚生労働省は、総合科と認定医の案を示し、過剰検査を抑制する要だとされています。よくかんがえれば、従来の町医者がしていた本当の総合診察を医療制度として作り直す考え方でしょう。

 最後に統合医療です。

 統合医療とは、近代西洋医学と補完代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う治療法であり、多種多様なものが存在します。ハーブ、ビタミン、ミネラル、プロバイオティクス、サプリメント・健康食品、心身療法、鍼灸、マッサージ療法、瞑想、運動療法、リラクゼーション、脊椎の徒手整復術、太極拳・気功、ヨガ、ヒーリングタッチ、催眠療法などを組み合わせ、主にがん治療で行われています。

 このように、 包括診療(費)、総合医療(科・部)、統合医療ともに、治療の仕方の分類であって、医療の“あり方”の分類ではありません。特に前2者は、治療費抑制のための考え方で、統合医療は対症療法中心の西洋医学と、東洋医学を融合する概念です。

 誠敬会クリニックで行う、包括治療とは患者さまのために医療従事者である我々がどうあるべきか、を人や組織や地域のあり方まで考える概念なのです。

(吉野敏明 筆)