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腸は下痢など消化器症状だけでなく、肥満や自己免疫疾患や精神疾患にも影響

2015年07月30日
 腸は消化器科んでありますので、問題を起こすと下痢や便秘などの症状が出ます。

 しかし、腸は消化器であるだけでなく、第二の脳といわれるくらい、自律神経系が多くある頃でもあります。

 そして、腸には多くの細菌が生息し、その数は500兆~1000兆個、重さは1.5キログラムにもなります。その種類も1000種類以上といわれています。

 これだけ多数の細菌がいるわけですから、私たちの健康に大きな影響を与えているのは間違いありません。お通はもちろん、最近では美肌やダイエットにも「腸内細菌の改善を」といわれるほどです。

 人間のの細胞総数は60兆個です。これでも大変な数なのですが、腸内の細菌数はこの10~100倍以上多いわけですから、非常に大きな影響を私達はうけています。

 そして、我々は腸内細菌によって、消化器症状だけでなく、肥満や自己免疫疾患や精神疾患にも影響することがわかっています。
(以下、次の号に続く)

(吉野敏明 筆)

世紀の発見か?アルツハイマー型認知症の進行を止める薬の組み合わせの発見

2015年07月24日
 残念ながら、治療法が確立していないアルツハイマー型認知症。世界中で研究が続けられているなか、治すことはもちろん、進行を止めることも困難です。

 ところが、英国医学研究審議会のGiovanna Mallucci氏とその研究チームが、2年間かけて調合薬を研究し、なんと既存の薬2つを使った調合薬が、アルツハイマー型認知症の進行を止めることができる、という研究が発表されました。臨床試験が終わればすぐに普及可能とのことです。というのも、すでに承認されている薬の組み合わせだからです。

 先ず、最初の研究発表では、PERKという酵素の一種を抑制する調合薬で、伝達性海綿状脳症(プリオン病;この病気はプリオン病とはアルツハイマー型認知症の症状と酷似している、のうが萎縮していく症状)を患っているマウスの脳細胞の死滅を完全に止めることが出来るということを発見しました。
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 この研究は「PERKを抑制すれば全ての生物の神経変性を遅らせることが可能であるという世界最初のエビデンスであり、これは「アルツハイマー型認知症克服のためのターニングポイント」として発表されましたが、この調合薬は体重の減少や糖尿病などの強烈な副作用を伴うことも判明しており、人間に使用するには適していないと判断されました。

 そこで、同氏らは2年間を費やし、脳に対して同様の効果をもたらす調合薬を数百以上調査しまし、その結果2つの完璧な候補薬を見つけ出したのです。

 その気になる2つの薬ですがまだ公表されていません。理由は、「正式な臨床試験が行われる前に公表すると、患者の方たちがその薬を自分たちで調合して使用してしまう恐れがある」と説明されています。

 効果的な治療法が殆ど見つからないアルツハイマー型認知症の大きな転換期に当たる可能性があります。

(吉野敏明 筆)

地中海食とがんの関係

2015年07月21日
 医食同源という言葉があります。

 毎日の食事自体が、病気を抑制または治療し、時として食事自体が病気をつくることです。

 ところで、みなさん地中海食をしっていますか?

 地中海食とは、野菜・豆類・果物・シリアルを多く摂取し、オリーブオイルからn-3系不飽和脂肪酸を多く摂取し、魚介類を多く、乳製品・獣肉や家禽類は少なめに、食事中に適量の赤ワインを摂取する食事のことです(Wikipediaより)。

 イタリア料理・スペイン料理・ギリシア料理など地中海沿岸諸国の料理がこれにあたり、以前から地中海沿岸諸国では、イギリスやドイツ、北欧などの内陸のヨーロッパ諸国に比べ、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ないことから、食生活にその原因があるのでは、といわれて名づけられた名称です。


 さまざまな研究から地中海食は、血清コレステロール値と心筋梗塞・冠動脈疾患死に関連があること、同程度の高脂肪食を食べても地中海沿岸諸国では冠動脈疾患が少ないことがわかっています。


 そして、地中海食は低脂肪食に比べ、心血管疾患を抑制することも報告されています。

 また、地中海食が糖尿病リスクを減少させるという報告もあります。報告された。

 また、地中海食が子宮癌(子宮内膜癌)のリスク低下に有用である可能性が報告されています。


 イタリアの研究グループが、がん分野の国際誌であるブリティッシュ・ジャーナル・オブ・キャンサー誌の2015年5月号で、子宮内膜がんについて5000人以上のイタリア人女性を対象にして調査を行いました。

 そこで、地中海食を9つの要素に分けて、食事内容を調べました。

 地中海食の9つの要素としては、野菜、果物またはナッツ、豆類、シリアル、魚という5つの要素については多く食べていること。飽和脂肪に対して一価不飽和脂肪酸が多いこと。一価不飽和脂肪酸はオレイン酸が代表で、オリーブオイルに豊富な脂肪酸。さらに、肉類とミルクについては食べる量が少ないこと。アルコールは適度であること。

 地中海食に特徴的な9種類の食品のうち、0~2種類の食品だけ取っている女性と比べると、6種類~9種類を取る女性は子宮内膜がんのリスクが57%低くなると分かり、6種類取る人は46%低くなり、5種類では34%低くなっていました。

 誠敬会クリニックでは、食事療法によるがん治療をおこなっています。

 もっと積極的に癌の治療をするには、中鎖脂肪酸ケトン食療法をおこないます。

 がん治療や食事療法に対するご質問、お問い合わせはこちらまで。
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http://seikeikai.org/free857191 

(吉野敏明 筆)

胃がんとピロリ菌の関係ー消化器専門の小島ドクターがおりますー

2015年07月16日
 みなさん、ご存知のようにピロリ菌は胃潰瘍だけでなく、胃がんのつよいリスクであり、除菌が推奨されています。

 マーストリヒト・アジア太平洋コンセンサスガイドラインでは、胃がんの既往のある患者さんへのピロリ菌の除菌を強く推奨しています。

 ところで、胃の切除を受ける際、ピロリ菌の除菌が先なのでしょうか、それとも切除後に除菌をするのが良いのでしょか?

 がん研有明病院の本多通孝氏らは、胃切除術を受ける患者への適切な除菌のタイミングを調べました。

 その結果、術前群と術後群で除菌成功率が同等であり、著者らは、「胃切除を予定している胃がん患者は、予定されている再建術式に関係なく、術前の除菌は必要ない」と結論しました※。

 除菌治療は、一般的な3剤併用療法(ランソプラゾール、アモキシシリン、クラリスロマイシン)で実施した。術前群では、除菌治療後に手術を実施、術後群では術後8日後に実施しました。
 
主要評価項目は、残胃で除菌成功を達成した患者の割合であった。除菌成功の定義は、術後6ヵ月時点でC13尿素呼気試験および便中抗原とも陰性の場合とした。

 除菌成功例の割合は、術前群と術後群でそれぞれ68.6%対69.4%(p=1.000)で、2群間でほぼ同等でした。

 ここで重要なのは、除菌の術前術後の問題ではなく、胃の切除をする前にきちんと予防や検診をしていることです。

 誠敬会クリニックでは、消化器外科専門医の小島ドクターがおります。

 ぜひ、大病になるまえに健康診断を受診しましょう。


※Honda M, et al. J Am Coll Surg. 2015 Apr 8.

死亡率の高い、口腔頸部のがんの早期発見が、血液、唾液の検査で頭頸部が可能に

2015年07月11日
誠敬会クリニックでは、口腔頸部のがんの早期発見に力をいれています。

口腔内は、直接見える臓器とはいえ、肉眼だけでは発見しにくいこともあります。専門家でも肉眼では67%程度の発見率といわれていますが、ベルスコープという、特殊な青色LEDを用いることによって、がんを早期発見できる画期的な方法を誠敬会クリニックでは採用しています。
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また、血液より腫瘍マーカーを取ることでも、早期発見の一助になります。こちらも、誠敬会クリニック口腔頸部がんドックでおこなっています。

 ところで、頭頸部がん患者の血液・唾液中に含まれる腫瘍由来のDNAが発見されたと、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究グループが報告しています。

 研究を率いたNishant Agrawal氏は、「腫瘍DNAはスクリーニング、早期発見、治療時のモニタリングおよび治療後の経過観察に利用できる可能性がある」と述べ、近い将来には非侵襲的ながん検査が実現するとの見通しを示しました。

 Agrawal氏は、「今回の研究は100人未満の患者を対象とした予備的なものであり、検査の性能を向上させて的確な適応症を定めるには、さらに大規模な研究を実施する必要があるという。目標は、頭頸部がんの残留や再発の監視のほか、一般集団またはハイリスク集団の頭頸部がんスクリーニングにもこの検査を利用できるようにすることだと」と述べています。まだ、実用段階ではないといえ、今後の研究が期待されます。

 ところで、皆さん、がんは運悪く突然発症するものではなく、必ず生活習慣などの原因が存在するこはご存じですよね?

 では、口腔頸部のがんは、どのようなものが原因なのでしょう?
 
 頭頸部がんの主な危険因子は、①アルコール、②タバコ、③HPV(ヒトパピローマウイルス)感染です。これらの因子によって、がんは口唇、前舌部、頬および歯肉を含めた口腔、喉の後壁および喉頭に発生することが知られています。

 タバコは全てのがんや生活習慣病のリスクをあげます。

 誠敬会クリニックでは、禁煙外来もおこなっています。是非、お気軽にご相談ください。
禁煙外来お問い合わせ

(吉野敏明 筆)

スマホはペースメーカーに悪影響があるのでしょうか?

2015年07月10日
 かつて、医療機器と携帯電話の関係が問題になったことがあります。病院や診療所で、携帯電話の使用が医療機器に影響を与えるといって、医師や看護師が緊急連絡用としても所持していることも禁止されていました。

 しかし、携帯電話業界などでつくる「電波環境協議会」は平成26年6月30日に、病院などの医療機関で野、携帯電話の使用について新しい指針案をまとめました。従来の、携帯電話の電磁波が医療機器に影響を与える恐れがあるとして、医療機関内では電源を切るよう求められていましたが、新案では病室での使用を認めるなど、一部の制限を緩めました。

 この新しい指針案は、携帯やスマートフォンの電磁波が弱まっていることもあり、患者や医療機関を訪れた人向けに使える場所と使えない場所を分け、電磁波の影響が心配な機器から携帯を離す目安は「1メートル程度」としたのです。

 ところで、携帯電話以上に電力をつかう(つまり電磁波も多い可能性がある)スマホは心臓ペースメーカーに影響を及ぼすのでしょうか?

 ある研究グループによると、ペースメーカーはスマートフォンが発する電磁波干渉(EMI)を心臓信号と「誤認」し、作動を停止してしまうことがあるそうです。この停止時間はわずかですが、ペースメーカーをいれている患者さんの失神を引き起こしうる可能性があり、またスマートフォンの干渉を異常な心拍リズムと解釈して、患者に電気ショックを与えてしまう可能性もあることが分かりました。

 米国食品医薬品局(FDA)はすでに、携帯電話を埋め込み型医療機器から12~18 cm離して使用することを推奨していますが、この指針はスマートフォンが世に出る前の古い研究に基づくものだといいます。

 新しい研究では、300人以上の患者を対象に、サムソン、ノキア、HTC製の3種のスマートフォンを、心臓機器を埋め込んだ部位の皮膚に直接当て、無線通信テスターを用いて発信、着信、通話、切断による影響を調べた。各患者の心電図を絶えず記録し、問題の徴候がないかを監視し、3,400回を超える試験の結果、スマートフォンの干渉による影響がみられた患者はたった1人のみでした。

 いずれにせよ、ペースメーカーを装着している人の前では、極端に近くでスマホを使用したり、装着している人も離して使用する方が現時点ではいいのでしょう。
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魚を食べる人ほど、うつ病になりにくい!?

2015年07月04日
 イワシ、サバ、マグロなどの青魚の魚油、またにシソ油(エゴマ油)や亜麻仁油多く含まれている、オメガ3系脂肪酸はうつ病などの精神疾患に有効な可能性があります。

 オメガ3系脂肪酸は、精神疾患でも注目され始めています。第105回日本精神神経学会では、各種精神疾患とオメガ3系の関係を示す文献レビューを行った結果、気分障害や認知症、うつに対して有効性が示されたと紹介されました。

 また、魚の消費量が多い国ほどうつ病発生率が低く、最近の我が国はかつて魚の摂取量は非常に大きかったのですが、近年は魚消費量が低下傾向にあり、特に小児から学童期の落ち込んでいることが懸念されています。

 また、同学会では、オメガ3系脂肪酸使用の例として、統合失調症の予防的介入、または、国が推奨食品として児童や妊婦に与えている国や地域があることも紹介しました。

 日本では、学童期のうつ病患者に対してSSRIが使用できない事情もあることから、漢方薬やオメガ3系脂肪酸の投与も考慮してもよいのではないか。との見解も示されました。

 日本医科大学多摩永山病院の吉川栄省氏らは、横断研究を行って魚の摂取がうつ病に対するレジリエンスと関連している可能性があることを明らかにしました。

 私たちが摂取している脂肪には、体内で作ることができず食べ物から摂らなければならない必須脂肪酸があり、その代表的なものが、オメガ3系とオメガ6系の脂肪酸です。

 オメガ6系脂肪酸は、一般的な植物油や動物の脂に含まれているので、私たち日本人は摂りすぎが心配なほどですが、オメガ3系脂肪酸は、食の欧米化や、魚の摂取量が減ったことなどから、摂取量は少なくなっています。

 これらオメガ6系脂肪酸は、精神疾患に有効なだけでなく、がんにも有効なことがわかっています。

 誠敬会クリニックでは、詳細な食事指導をしております。糖尿病、がん、精神疾患も「医食同源」であることを指導のなかからお示しし、患者さまと共に歩む治療をこころがけております。

(吉野敏明 筆)

トランス脂肪酸が記憶力を低下させる!?

2015年07月03日
 みなさんは、トランス脂肪酸がどんなものかご存じですか?トランス脂肪酸とはマーガリン、ショートニングなどの硬化油、脱臭のためシス型不飽和脂肪酸を200℃以上の高温で処理した食用植物油、乳や反すう動物の肉などのことです。

 トランス脂肪酸は長期間の過剰摂取により、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増やし、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を減少させることが指摘されています。その結果として、動脈硬化などによる虚血性心疾患のリスクを高めるといわれております。そのため、トランス脂肪酸を多く含む食物の摂取が現在問題視されています。

 そのなかで、トランス脂肪酸が記憶力を低下させる可能性が示唆されています。これは、6月17日掲載の「PLoS One」で示されていますが、因果関係までは明らかにされていません。

 研究では、食事調査と記憶検査を実施し、1日あたりのトランス脂肪酸の摂取量が1g増えるごとに、成績が0.76が悪化することが判明しました。1日約16gのトランス脂肪酸を摂取していた群では、正しく覚えている単語数が平均より12語少なく、28g摂取していた群では21語少なかったのです。


 その中では、「トランス脂肪酸には炎症を悪化させ、ホルモン産生を妨害する作用があり、それにより記憶力低下との関連を説明できる可能性がある」「食物は身体が適切に機能するために必要な栄養素を得るためのものだが、トランス脂肪酸は逆に細胞や臓器の機能を破壊するものだ」と見解を述べています。

 トランス脂肪酸は炎症をもたらすだけでなく、脳機能に重要な役割を担うオメガ3脂肪酸の産生を阻害するとも考えられています。また、トランス脂肪酸は気分、食欲、睡眠を制御するホルモンであるセロトニンの値に影響を及ぼす可能性もあり、トランス脂肪酸の摂取量の多い人にうつ病が多いことが示されています。

 誠敬会クリニックでは、肥満治療・癌治療・糖尿病治療などでも詳細な食事記録による治療を行っています。トランス脂肪酸摂取の過剰は、自分だけでは気が付きません。

 インスタント食品、スーパーやコンビニのお惣菜、ジャンクフードなどにも多く含まれている可能性があります。

 是非、健康なうちに食事指導を受けましょう!

(吉野敏明 筆)

青年期以降の糖尿病は、認知症のリスクとなります

2015年07月03日
 青年期以降の糖尿病は、認知症のリスクとなります。

 5月18日に開催された日本老年医学会では「高齢者糖尿病診療ガイドライン」を1年以内に策定する目標としました。

 その中で、高齢者糖尿病の認知症患者の認知症リスクは、HbA1c7.2~7.6%で最も低く、7.9%以上では有意に増加したというデータを国立長寿医療研究センターより発表されました。

 高齢者は、認知症予防の観点からは、HbA1c7%前半を目標とすることが望ましいでしょう。

 ただし、高齢者は低血糖を自覚しにくく、低血糖リスクを回避することも重要であり、余命が限られる高齢者では、QOLの維持が大切なので、リスクと利益を考慮した、患者ごとの血糖コントロールが必要でしょう。

 誠敬会クリニックでは、クリニカルアナライザーという機械を用いて、即日その場でHbA1cの検査値を出すことが可能です。ご興味のある方は、是非この機会にお調べください。

(吉野敏明 筆)