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誠敬会クリニックの会長吉野と食育のプロ山本敏幸先生がお送りする夢のクリスマス・ジョイントセミナーのご案内です。

【食育と腸内環境で健康を人生を変える!!】
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 かつて早死の原因は、栄養不良 貧困 戦争などでした。しかし現在の早死、肥満やうつ病などの原因の多くが食事と腸内細菌に原因があることが分かってきたのです(※国際共同プロジェクト「世界疾病負担」1990~2013年188ヶ国で実施)。現在地球上の死亡原因の21%は、良質の野菜や果物の不足、赤身肉や糖分、不良な塩分の過量摂取、睡眠習慣や入浴習慣等であることがわかったのです!
  今回のセミナーでは、食育のプロ山本敏幸先生と、腸内細菌と全身と口腔の関わりのプロである吉野敏明先生の夢のジョイントセミナーで、心と体の健康、がんなど難治性の病気を治すための方法について分かり易く講演します!

開場12:30 開演13:00
第一部 山本敏幸先生講演
第二部 吉野敏明先生講演
第三部 パネルディスカッション
終 了 17:15
懇親会 17:30(予定)
■VIPシート 16席限定 20,000円 健康食材懇親会付
       演者サイン入り著書、DVDプレゼント
■Aシート  78席10,000円(前方)健康食材懇親会付き
■Bシート  78席 5,000円(後方)食事なし
■車いす 2席 10,000円(最前列)健康懇親会付き
   (食事不要の場合は4,000円引)

お申込みは、下記のいずれかでおねがいします。

①下記アドレスより、お名前・ご希望シート・メールアドレス等を記載のうえ、Webよりお申込みください。
食育&腸内環境改善セミナー申込み

②当診療所のFacebookページ(下記をクリック)し、このページより申込書をダウンロードしてFAXください。
https://www.facebook.com/events/833337783430362/

 今話題の腸内フローラと、これを改善するためのプロバイオティクス。 

 腸内細菌の働きには、5つの作用があることが知られています。

 ①腸内細菌は病原体を排除するように働く

 ②人間は食物繊維を消化できませんが、腸内細菌がそれを消化してくれる

 ③ビタミンB2、B6、B12、K、葉酸、パントテン酸、ビオチンなど、ひとが作れない栄養素をつくってくれる

 ④幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成し、その前駆体を脳に送る

 ⑤免疫力のおよそ70%が腸内細菌と腸粘膜細胞との共同作業で作られている

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 難治性の下痢や便秘、過敏性腸症候群など消化器治療薬と向精神薬などで治療してもなかなか治らない患者さんが、実は腸内フローラが悪く、善玉の細菌を補充するプロバイオティクスセラピーによって改善する症例が相次いでいます。

 実は、腸が原因とされる病気が、脳から心臓、そして関節まであらゆる部位に及ぶとされているのは、この①~⑤ような腸内細菌の働きがあるからなのです。

 うつ病の人に、健常な人の便を移植し、腸内フローラを変えることでうつ病が治る、との研究報告すらあるくらいなのです。

 まさに腸の不調、つまり腸内フローラのバランスを崩すと、万病を引き起こすというわけです。

 逆に「腸内フローラ」のバランスを整え、腸を健全にすれば病気を予防し、健康になり、寿命を延ばすことができるのです。

 誠敬会クリニックでは、腸内フローラの検査ができる、数少ないクリニックです。

(吉野敏明 筆)

 元女子プロレスラーの北斗晶さんが乳がんになり、その後リンパ節転移と5年生存率50%という衝撃のニュースがありました。「うつ伏せになって床に転がったときに、右胸がチクっとしたのです。」前兆はあったのです。12人に1人が乳がんになると日本女性では言われています。がんや生活習慣病になりやすい人の特徴やその前兆はあるのでしょうか?
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①身長の高い男性は悪性リンパ腫にかかりやすい
国立がん研究センターが行った'90年から16年間にわたって、40~59歳の男女約1万5000人を追跡調査した結果によると、身長の高いグループが悪性リンパ腫になるリスクは、低いグループの1.38倍とのこと。ただし、これは男性のみに見られる傾向で女性ではないそうです。

②女性では背の高い人ほどがんになりやすい
これは、オックスフォード大学の研究者が1996年から5年かけてイギリス人女性130万人を対象に行った調査です。新潮が152.5cm以上の女性は10cm背が高くなるにつれてがんの発症リスクが16%ずつ高くなります。たとえば、175cmの女性は、152.5cmの女性よりも、がんになる危険性が1.37倍高いというのです。がんの種類によって若干異なるそうですが、10cm高くなるごとに大腸がん1.25倍、乳がん1.17倍、子宮頸がん1.19倍、腎臓がん1.29倍、白血病1.26倍などという具合に、それぞれのリスクが英国人女性では高まるそうです。

③身長の低い人のほうが脳卒中になりやすい
一方、同じく国立がん研究センターがんセンターの調査では、身長が低いグループの脳卒中発症リスクは、身長が高いグループの1.6倍もあることが判明した。

④離婚して再婚しない男性は短命
 カリフォルニア大学リバーサイド校のハワード・S・フリードマン博士の調査によると、離婚して再婚しなかった男性は短命で、その65%以上が70歳前に死亡しています。さらに妻と死別した男性の場合、そのほとんどが数年後に死亡しているのです。ちなみに、女性は夫に先立たれても寿命に影響はみられないそうです。女性のほうが強い様です。

⑤夫に加え、子どもや親と暮らしている女性は心筋梗塞など虚血性心疾患の発症リスクが高い
 これもがんセンターの研究データです。夫婦二人暮らしの女性とくらべて、夫と子どもと暮らしている女性は虚血性心疾患のリスクが2.1倍に、さらに夫の親と同居した場合、そのリスクは3倍になるそうです。これは子育てと同時に親の同居というストレスが原因ではと考えられています。舅や姑だったらストレスはいっそう強まるでしょう。ストレスは心臓を養う冠動脈の動脈硬化を進め、心臓の負荷を増大させるので心筋梗塞の原因となります。

⑥テレビを見すぎると寿命が縮まる
オーストラリアのベーカーIDI心臓糖尿病研究所の研究では、男女8800人の8年間にわたった調査により、テレビを見すぎると寿命が縮まるという研究結果を発表しています。
 1日の視聴時間が1時間増えるごとに、死亡リスク全体が11%増加し、なかでも心血管疾患による死亡のリスクは18%、がんのリスクも9%増加することが判明しました。さらに1日4時間以上テレビを見ている人は、2時間未満の人に比べて心血管疾患による死亡リスクが80%増大するのです。
 みなさん、当てはまることはあるでしょうか?リスクが高いということと、絶対に発症することとは違います。

 病気には前兆があると同時に、自分が「どのような病気になりやすいかのか?」を知っておくことがリスクと同時に大切なのです。

 30代、40代のビジネスマン、ビジネスパーソンは働き盛りだからこそ、病気や体の変調を軽視しがち。下手をすると、無視したり、強引な言い訳で病気でなくています。
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 「自分は違う」「まだ大丈夫」こそが、知らず知らずのうちに死に至る病気を進行させてしましまうのです。

 たとえば、血圧が高くて放置する人、排便時に紙に血がついても痔だろうと放置するひと、コレステロール値が高くても何ともない自慢をする人、忙しいが口癖で40代でも全く検査しない人…。

 わたしの知人で40代の女性で排便時に血が出るのは切れ痔とおもって放置していた方がいます。忙しいが口癖で、半年放置していました。検査をしたところ、末期の直腸がんでした。しかも、甘いものが大好きでした。

 甘いものが好きでも、虫歯にならない、糖尿病にもならない。わたしは甘い物を食べ続けても大丈夫な人!という自信があったのです。

 このブログでも繰り返しお話していますが、がんのエサは甘い物、つまりブドウ糖の過量摂取が原因の一つです。

 また、夜のどが渇いて、冷たい水やジュース、いま流行りの炭酸水を飲んでいる人は要注意!40代は老眼が出始めますから、目がかすんでいるのも老眼のせいにしてしまいます。

 実は、喉の渇きと目のかすみは糖尿病の前兆なのです!

 顔色も大事です。

 顔が白いのは貧血、青いのは自律神経失調症やうつ病の前兆、目の下のクマは肝硬変、目が黄色いのは肝硬変など、顔色一つでも化粧で隠したりしていると大きな病気の前兆が分からなくなってしまいます。

 さらに、二の腕が痛いと肺がんの前兆、首に赤いアザが出来るのも肝硬変の前兆です。

 打撲などの物理的な要因がないにも関わらず、身体の一部に「しこり」や「こぶ」などが生じた場合、外科を受診しましょう。女性ですと、わきの下にしこりがあると乳がんということは浸透していますが、しこりが癌の可能性は否定できません。

 肩の痛みや凝りがつづいていて、腕を動かしたり姿勢を変えると痛みが強くなる場合、心筋梗塞の前兆または既に発症している可能性もあるのです。

 痛く無い、とか食欲があるから、というは関係ありません。

 よく、「がん保険にはいっているから大丈夫」「三大疾病の保険にはいっているから」などという人もいらっしゃいます。

 ここで重要なのは、がん保険がカバーしているのはあくまで治療費であり、休業補償や、大きな病気で退職したあとの家計などは全く考慮されていないことです。

 大事なのは治療費でなくて生活費です。生活できなければ治療もできないのです。

 これからは、病気になってから病院に行くのではなく、病気にならないために病院に行くのがトレンドです。

(吉野敏明 筆)

 早死にの原因は、貧困、孤独、生活習慣…などが考えられ、実際に日本もそうでした。

 しかし、日本のような先進国で、どこにでもスーパーマーケットやコンビニや自動販売機のある国で食べ物がない、ということはありません。

 一体、どんなことが原因で早死にしているのでしょうか?

 実は、早死に最大の原因は「不健康な食生活」だという研究が明らかになりました。
 
 この研究は、国際共同プロジェクト「世界疾病負担」というもので、1990年から2013年にかけて188か国で実施されたものです。

 79個の死亡危険要因を調べた結果、最大の死亡要因は、不健康な食生活、高血圧、喫煙、高いBMI値である肥満、そして血糖値の上昇であると明らかにしました。

 研究調査によれは、現在地球上の死亡原因の21%を占めているのは、戦争や貧困ではなく、野菜や果物の不足、また赤身肉や糖分の多い飲み物の過剰な摂取などバランスの悪い食事であるとのことなのです。

 この研究からは、1990年を境に死亡の危険要因が大きく変わったことがあきらかになっています。すなわち、1990年以前の主な死亡要因は「子供と母親の栄養不良」「汚染された水」「衛生」「手を洗わないこと」でした。我々が考えている、いわゆる貧困による栄養不足と不衛生、つまり感染です。

 しかし、豊かとなった現在の地球、とくに日本の様な先進国でどこにでも食べのがある状態の国で現在多くの人の命を奪っているのは「間違った食事」や「高血圧等」など、すべて予防可能な要因です。

 天然痘、らい病、結核などは全て感染症です。

 しかし、糖尿病や高脂血症、がんなどは決してうつらない病気です。そして、これだけ科学や医学が進歩しているのにどんどん増えている病気です。

 つまり、これらの生活習慣病は、豊かになると発症する病気で、感染症や外傷のようにもらう病気ではなく、生活が豊かになったことで患者さん自身が自分で作ってしまう病気なのです。

 ある雑誌の調査によれば表の様に、炭水化物が多く、質の低い油分と塩分が多い食事が中心になっています。
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 炭水化物も油分も塩分も生活には必要ですが、問題はその質なのです。

 例えば、油に関しては、炭素数の多い脂質で問題のあるトランス脂肪酸があります。逆に、オメガ3脂肪酸など体に良い油脂は炭素数が少ないのです。

 同じように、塩分もいわゆる一番問題のあるのは食卓塩である精製されたNaClで、MgやCa、そのたミネラル分の多いいわゆる海塩から作られたものが本来はベストなのです。

 この表に相当するような生活をしている人はいませんか?

 糖尿病や高脂血症、がんだけでなく、早死にや急死の原因になります。

 わたしの知人でも、30代でカップラーメンをスーパーで何十個も買いだめして食べ続け、急性肝炎になったのちに急死してしまった人がいます。

 みなさんも、できるだけ炭水化物を摂りすぎないようにして、良い油、良い塩分をとり、内臓を冷やさない生活をしましょう。

(吉野敏明 筆)

 

 安くて簡単にすぐ手に入る、塩・油・炭水化物は生活習慣病の源です。がんの原因にすらなります。

 コンビニ、スーパーのお惣菜、駅のキオスク、自動販売機…

 たとえば、朝食を抜いて自動販売機で缶コーヒーやジュースを飲む、お昼は牛丼屋や立ち食いソバをかきこむ、昼は出張帰りの同僚がおかしを買ってきてくれてつまみ食い&ミルクティー、パソコンをしながら缶コーヒーとクロレッツなどのノンシュガーとはいえアメを食べながらメールチェックをする、帰りにキオスクでガムを買う、一人暮らしなのでお惣菜をスーパーで買って家で缶ビールを飲みながら買ってきたお惣菜をTVを見ながら食べて…

 全く、自分で料理をしていない状態では、塩分や油分、そして糖類も莫大な量をとってしまいます。特に、白米や白いパンなどの炭水化物を摂りすぎる事によってビタミンB群が減少して疲れやすくなるだけでなく、炭水化物がブドウ糖に分解されて糖質過剰になり、さらに疲れやすくなるのです。

 炭水化物を摂取すると、たった2時間ほどでブドウ糖になり、膵臓からインシュリンが分泌されます。

 常にブドウ糖が存在すると、だんだんインシュリンが効きにくくなり、血中ブドウ糖濃度が高くなります。これをインシュリン抵抗性と言います。

 また、このブログで何度もお話しているように、ブドウ糖はがん細胞の唯一の栄養分ですから、癌化も促進してしまいます。

 できるだけコンビニやお惣菜を食べないようにして手料理で低糖分、低塩分、そして悪い油分を取らないようにしましょう。

 このブログでは、がんの食餌療法として、中鎖脂肪酸ケトン食療法や地中海食の話をしてきました。
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 がんに、ブドウ糖は大敵です。それは、がん細胞が通常の細胞よりもブドウ糖活性が6~7倍も高く(報告によっては正常細胞と比べて数倍〜数十倍ものブドウ糖活性が高い)、それだけブドウ糖を取り込んで栄養にしています。

 この原理は、がん検査のPET検査で簡単に説明できます。

 PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の頭字であり、放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一つです。放射性薬剤が放出される放射線を特殊なカメラでとらえて画像化してしらべる画像診断です。

 PET検査は上述のようにがん細胞がブドウ糖を多く取り込むことを利用し、18F-FDGというくすりを用いてがんを画像化して見る検査です。

 がん細胞は正常細胞の何倍もの量のブドウ糖を取り込むため、18F-FDGを注射するとこの薬剤もがんの病巣に集まります。

 つまり、ブドウ糖を断糖することで、がんのエサを無くし、その代わり良質な脂肪で摂取カロリーをコントロールし、体力を落とさずにがん細胞を少なくする、というのが中鎖脂肪酸ケトン食療法の原理です。

 さて、この食事療法に最も適切な果物があります。

 一般に果物はブドウ糖を多く含み、がんの食餌療法には不適格です。

 しかしながら、アボカドは他の果物が100g中にブドウ糖を10~20gも含むのに対し、100g中1g程度しかブドウ糖がありません。

 加えて、良質な油分である、n-9系の一価不飽和脂肪酸であり、がんの予防だけでなく、循環器系疾患の予防にも適しているのです。

 さらに、多数のカロテノイド(βカロチン、ルテンなど)や複数のビタミン類(ビタミンC、ビタミンB、ビタミンE)、そしてミネラルと食物繊維、タンパク質など、がん治療には正にうってつけの果物なのです。

 中鎖脂肪酸ケトン食療法ではブドウ糖、つまり炭水化物をとることができないので、カロリー維持が重要になります。

 その点、アボカドは100gあたり187キロカロリーなので、バナナの2倍以上もあり、栄養補給にも適しているのです。

(吉野敏明 筆)画像画像


 学術情報誌『Vita』に、東京医科歯科大学医学部大学院の医療経済学教授の川渕孝一先生とわたくしの対談が、載りました
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 『Vita』とは医学学術の季刊誌であり、病院や理事長などの病院経営者の多くが購読して発行部数も多い雑誌です。

 川渕教授の対談「メディカルフロンティア」は医学部教授や学術団体の会長と医療の将来の経済や医学について対談しています。

 今回は不肖わたくしが、医科歯科境界領域の治療と経済、日本の病院経営の将来について対談させて頂きました。

※川渕 孝一教授…日本の経営学者、経済学者。専門は医業経営、医療経済学、医療政策。東京医科歯科大学大学院教授。社団法人全国訪問看護事業協会理事。経済産業研究所ファカルティフェロー、スタンフォード大学客員研究員。著書、TV出演等多数。

 現代の日本人は、エネルギー過多のみならず、食事回数も過多です。

 この話をすると、

「わたしは一日3食をしっかりとって、間食はしませんので、そんなことはありません」
「朝食は抜きで一日二食です。食事回数は少ないです」
「ダイエット甘味料でカロリーゼロなので、エネルギーは多く摂っていません」

 と、反論されることが多いです。

 わたしが誠敬会クリニックで治療をしていると、よく伺うセリフです。しかし、これらの方の食事記録をつけると、ほとんどの人が一日8~9食、おおいと20食以上とっています。

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「カロリーゼロ飲料は食事にならない」「出張のお土産で、ほんのちょっとだけ一口お菓子を食べただけ」「駅でかったジュースは食事でない」「ガムやフリスクは食事でない」「水はカロリーが無いので、食事ではない…」

口に水も含めて何か入ると、唾液が分泌されます。カロリーゼロのガムを咬んだだけでも唾液は沢山出ます。唾液だけでなく、食物を見たり、匂いを感じたり、調理の音を聞いたり、味を想像したりすることによる条件反射でも胃液の分泌が始まります。

 また、物を口に入れたときの味覚はもちろん、口腔粘膜の物理的刺激による無条件反射でも胃液の分泌が始まります。

 同様に、これらの反射で胃の蠕動運動がおこり、膵臓から膵液の分泌が起こり…、というように、「自分では食事ではない」と意識で思っていることと、実際に内臓が食事と判断していることとは違うのです。

 例えば、膵臓から分泌されるインシュリンは、食事回数が多いとインシュリン抵抗性が上がって、食事をしてもだんだん分泌されなくなります。これによって糖尿病が悪化していきます。

 免疫も、血糖値が高いとリンパ球の活性は落ちます。

 そもそも、哺乳動物はその進化の歴史上、おなかがいっぱいということは殆ど無く、常に飢餓の状態で飢餓になればなるほど免疫が上がるようにできています。

 たとえば、血管のなかの血液に養分がたっぷりの状態、つまり血糖値がたかく、油分である血中コレステロールがたかいとリンパ球の活性は落ちます。それは養分がたっぷりなので、細胞であるリンパ球も仕事をしないわけです。

 マクロファージというリンパ球は、細菌やウィルスを食べることで免疫をになっていますが、糖分や油分があるとお腹がいっぱいでばい菌をたべなくなるのです。

 実際に、空腹になるとグレリンというホルモンがでて、脳の視床下部に働いて食欲を上昇させます。痩せている人はグレリンの血中濃度がたかいのですが、肥満の人は低いのです。

 その反対の作用をするのがレプチンというホルモンです。レプチンが作用すると、満腹中枢を刺激して食欲をさげ、摂食中枢が抑制されて食欲がおちるのです。

 グレリンが分泌されると、脳の海馬領域が刺激され、頭が働くことが分かっています。

 原始時代、空腹のときは頭を働かせて、獲物をとることを考えていたのです。一方、満腹になると眠くなるのはこの裏返しです。

 つまり、空腹であれば免疫力が上昇し、頭が活性化するのです。

 古代は自動販売機やコンピにやキオスクがないですから、目で食欲を上昇させることはありませんでした。しかし、現代の日本はお腹が空いていなくても、自動販売機のジュースをみると胃液が分泌されて胃が蠕動運動をおこし、食欲がでて…、と食事回数が増え、これによってインシュリン抵抗性があがり、痩せにくくなって免疫力が低下して、糖尿病などの生活習慣病やがんになりやすくなるのです。

 誠敬会クリニックでは、食事記録療法を積極的に行っています。是非、一度食事習慣をみなおしてみませんか?

(吉野敏明 筆)